笹子さんデュオ9回目。コモンカフェ(大阪)にて。

前々日に山口を出発。
プチツアー最初のライブは、コモンカフェ(大阪)での笹子さんとのデュオ。
濃い緑色の壁とオレンジ色の衣装。
壁の白い四角が窓にも見えて、偶然、JR東海道線になった配色が、実はとってもお気に入り。

笹子さんとのライブでは、ギターとのからまり具合や間合いが、より生きるようにと考えているわけですが、
今回のツアーでは、新たに歌謡曲のカバーも入れてみました。
静かに流れる時間の中、じっくりと歌えたような気がします。
毎回、それぞれ嬉しい出来事はあるのですが、特に嬉しかった出来事がふたつ。
ひとつは、旧友が小さなボク(息子さん)を連れて、突然ライブに来てくれたこと。
まさに「キリギリス」状態。
数年前のままフリーズしていたのに、お互いが「お互いの今」を目の当たりにして、
二人して「何だか、へんな感じ〜〜」と、笑い泣き。
もうひとつは、今回お世話になった、オレペコ企画・岸田浩一さんの感想。
彼には一時期、非常にお世話になっていました。
しばらくぶりに歌を聞いてもらったわけですが、
「笹子さんのギターもいうまでもなく素晴らしかった」、これはその通りで、
「さとこちゃんは一つつきでたみたい」。
この言葉。
昔を知っている人から、よかった、成長しただけではなく、
更にその上をいく感想をいただけるのは、本当に嬉しいのです。
なかなか多くのお客様にお聞き頂けないのが小さな悩みですが、
岸田さんの、言葉や感触を聞いていると、
そうだそうだ、自分が信じる道をとにかく一歩一歩進んでゆくのだ〜と思えるのでした。

ライブ後、笹子さんと二人で軽く飲みながら、ひたすら年内の相談。
弱小アーティストにも関わらず、親身になって一緒に考えてくれる笹子さん、ありがとうございます。
モチロン唯一無二のギターにも、感謝。
笹子さんならではのデリケートな演奏だからこそ、
この日のお客様からも「日本語って美しい」という感想を頂けたのだと思います。