今年は「黒ニャゴ」。怪しい生誕祭2015。

自分の誕生日にかこつけて、好き放題する、久保研二センセの怪しい生誕祭2015。
今年の出演者は、ご本人の他、
シンガーソングライターの室崎和之さん、私・落合さとこ、そして、島崎智子さん。
去年に比べると人数こそ少なかったですが、内容は盛り沢山。
笑って泣いて、じっくり味わった、充実の二時間となりました。
センセ、おめでとうございました&これからも好き勝手な人生をお送り下さい。
また、会場・wakayamaのアキモトさんご夫妻、
会場で共に過ごしたすべての皆様、ありがとうございました。
 ←親子で赤いパンツ。アルツのハルシも出席。

私は、自分の弾き語りはもちろん、室崎さんのコーラスや、朗読、
久保センセの歌う「追憶」(沢田研二)の伴奏で島崎さんと連弾をしたり、
島崎さんが密かにここ数日でつくっていた、センセのバースデーソングの、
製作から披露までの密かなお手伝いをしたり
……私の頭の中も盛り沢山だったのです。


そんな中、個人的な最重要曲が「黒ニャゴ」。
かつて久保センセが「お前、こんなん好きやろ?」と教えてくれた、日本の古いアニメーション。
登場する猫たちの、表情や動きのアホらしさや、歌・音楽の素晴らしさに、
完全にノックアウトされてしまったのです。
見るだけでは飽き足らず、
レコード・トーキーの歌やセリフをこの度、映像にあわせて再現することにしました。

会場では、アニメーションをプロジェクターで流し、
ピアノの上に置いた鏡に映る映像を見ながら、タイミングをあわせて演奏。
この3分の為に、自分でも「よくやるわ……」と思うほど毎日練習を重ねてきたので、
その甲斐あって、楽しくできたにゃ&みんなも拍手喝采で嬉しかったにゃ。
次は、もっとクオリティをあげて臨むのだ!ひょいっ。(またやるつもりなのだにゃ)

ちなみに、ピンクのチャイナドレスを着ましたが、
これはセンセの命令で私の趣味ではございません。
あしからず。
他、あんなこと、こんなこと…話しだしたらキリがないので、
本編のことはこの辺でおしまい。


大事な余談。
この日も、後半のステージで素晴らしい歌をたっぷり聞かせてくれた島崎智子さんは、
私が非常に尊敬するシンガーソングライターのひとり。
パフォーマンスは勿論なのですが、作品(うたづくり)のクオリティの高さも抜群。
そんな彼女が、センセの為の歌を創るということで、まさに、うたづくりの場に居合わせた私。
どんなふうに言葉がつづられるのか、どんなふうに音符がついてゆくのか
………な〜る〜ほ〜ど〜、と鼻息を荒くしながら、隣で聞いていました。
一応、完成したのですが、後日「どうしても歌詞を一部、変えたい」との申し出。
ふむ!どこがどんなふうに変わるのだろうか……とワクワク。
変更はほんの一部でしたが「こうきたか〜〜〜!確かに!これでぐぐぐぐっと締まった!」
言葉を徹底的に吟味した、切れ味最高の歌に仕上がりました。
実はこれは、私にとって何より貴重な経験となったのでした。
島崎さん、今回も、沢山の刺激をありがとうございました。