落合さとこ×笹子重治デュオLIVE #24〜陽のあたる道(横浜)

四谷ホメリの四日後、8/6。
今年で4回目の出演になる、自家焙煎珈琲店・陽のあたる道でのライブ。
こちらも、毎年のように満員御礼を頂いています。
こじんまりしたスペースだからこそできる、
音響なしの完全アコースティックライブ、贅沢なひとときなのです。
今年も、あったかい、というか、暑い、よい時間になりました。

話が前後しますが、四谷ホメリの時に来てくれた、昔からの知人。
音楽関係者で、お世話好きのおっちゃんの話。
この人、昔は
「売れる歌を一曲でいいからかけ。そしたら後が楽だから」
とさんざん言っていました。
あれから20年。
「毎日のさぁ、ささいなことを、こつこつ歌にするのが、
 やっぱり今は、いいなぁ。
 うん、こうゆう世界は大事だ!」
と、酔っ払いながらもしみじみ。
特に新曲「お熱がでちゃったの?」がツボにはまったようで、
男性の老化について歌う歌詞のところ(お髭に白髪混じってる、など)を、
実際の生活ではあれが大変だ、これが大変だ、と、熱弁をふるっていました。

そして、今回の陽のあたる道。
この「お熱が出ちゃったの?」の内容にちなんで
「男の人って、いつくになってもこどもみたいで、困ることありますよねぇ」
と話したところ、
女性客達の共感を多いに得まして
「そうそう!ほんっと、こども!!!」
「なんで、男の人って、ああなの?って思う!!」
と、ダンナさんやパートナーのことを、やはり熱弁していました。

壮大な歌じゃなくていい。
こうして、毎日の小さな出来事を歌にして、誰かの心をこちょこちょっとくすぐって。
それをきっかけに語り合って、柔らかくなって。
そうゆう歌のありかたも、いいと思うのです。
そして、そこには、絶妙にからみあってくれる、笹子さんのギターが必須なわけで。

目の前で聞くハメになった、長年、音楽雑誌の編集を務めている人からの感想
「落合さん、さすがプロですね」。
音響がない「素」のライブでの、この言葉、深く響きました。
笹子さんのギターの素晴らしさも、しかと届いたことと思います。

今回も、瀬谷さくら小学校の関係者が来てくれたので、
校歌をアンコールに歌いましたが、
更なるサプライズ!?
校歌を一緒に手がけた久保研二センセが、はるばる山口から登場。
自ら「もんもんタイフーン」のモデルであることを打ち明けてくれました(爆笑!)
 →右のサングラスの怪しい人が久保センセ。

それにしても、出身高校の地元とあって、
今年も同級生がたくさんあつまってくれました。
打ち上げは、笹子さん、久保さん、そして、同級生女子チーム、という、不思議で楽しい組み合わせ。
ジャンル、世代を超えて、心が通う人たちで集えるというのは、楽しいものです。
「陽のあたる道」のマスター・犬飼さん、
今年もありがとうございました&来年もどうぞよろしく!
 →お客様の熱気で暑くなるので、ウチワが必須。
 →真ん中に笹子さん、他は、みんな同級生。
【セットリスト】
前半:どぶ猫ブルース/幸せの汽笛/小石を拾って/夢のほとり
   /It’s only a paper moon/Fly me to the moon/夜の物語/モンブラン
後半:かりとらなくちゃ/もんもんタイフーン/お熱が出ちゃったの?*/皮膚
   /お酒の歌シリーズ/どんぶらこ*/近くへ遠くへ/また逢いましょう
En:瀬谷さくら小学校 大きな翼
*=新曲