12/8。山口で出会った東北出身のデュオ*はなおと*さんとのツーマンライブ。

20代は、ピアノを弾いて歌っていたら、それだけで人が集まった。
30代に入ると、だんだん若さという武器が衰えて、
40代に来たら、ますます、中身が問われる感じになってきた。
だからこそ、嘘をつかずに正直に、歌を創って歌いたい。
MCでも話したけれども、本当にそうだと思うのです。

私の歌世界について、短編映画や絵本のようだ、という感想をよく頂きます。
一曲、一曲が、ひとつの物語で、
映像が浮かぶ、と言ってくれるのです。
また、歌なんだけれども、語りかけてくれているようだ、とも。
このテの感想を、特に最近、よく頂くようになってきたのですが、
年内最後のこの日も、しっかりとした手応えのあるライブとなりました。
(シンガーソングライターとしてのライブは、
 首都圏に限らずこの日が年内最後だったのでした!)

皆さん、お気に入りの物語(歌)は、それぞれ違うのですが、
この日、人気が特に高かったのは「モンブラン」。
昭和40年代後半の落合家の風景を描いたもので、
おそらく私の根っこはそこにあるのですが、
共感してくださる同世代の方が多かったのですね。

山口で出会った*はなおと*さんは、爽やかな男女デュオ。
気持ちがいい人たちだ!と直感で思ったのでツーマンでお誘いしました。
冷たい雨が降りしきる夜でしたが、*はなおと*さんとの時間は、
お陰様でほっこりとした本当にあたたかなライブになりました。

*はなおと*さんとは、ライブの冒頭で「リンゴの唄」を、
最後には山口でうまれた歌より「りんご リンゴ 林檎」をセッション。
下北沢サーカスのマスター、カトゥーさんの計らいで、
最後はうさぎリンゴが皆さんにふるまわれました。

【落合さとこセットリスト】
1:どぶ猫ブルース
2:モンブラン
3:父の鼻歌
4:造花
5:皮膚
6:のうみそ
7:小石を拾って
8:幸せの汽笛

(写真はSNSに投稿されていたものも拝借させて頂きました)