猫の真珠ライブ。holoholoさんで、戌年デュオ、戌年ライブ納め。

12/7(金)。
1年半ぶりの絵本カフェholohloさんにて、笹子重治さんとのデュオ・ライブ。
がっつり歌うライブは、年内はこれで最後。
ありがたくも満員御礼!
一年のまとめ的な気持ちの一夜となりました。

今回のライブの感想を、私のライブを良く聞いている人が、ぽつり言いました。
「特に前半、(私の)テンションが高すぎて、
 どこへ行っちゃうんだ〜と、ちょっと心配になった(笑)。」

最近、しみじみと思うのです。
毎日のすべては一期一会だし、このライブ、この瞬間も、この場限り。
だから、ぐっと気持ちを集中させて、目の間にいる皆さんとの時間を味わい尽くしたい。
テンション高いゾ〜〜〜と感じたのは、そのあらわれだったんじゃないかなぁ、うふふ。
あとで記録動画を見ながら
「さっちゃん さっちゃん どこいくの」かを確認しておきます。

ちなみに、ピアノを離れて歌う私を初めて見たお客様からは
「あまりにのびのびと楽しそうで、アルプスの少女ハイジのようでした!」
という感想をいただきました。

お昼間、私がうまれた年に開催された万博記念公園に行ったのですが、
万博の、あの時代にしか有りえなかった人のエネルギーをやっぱり生で味わってみたかった!と、
改めて強く思いました。

夜、holoholoさんでは、目の前の皆さんひとりひとりに会えた、
なんとも言えない嬉しさがありました。
お客様とか友達とか、そうゆうカテゴライズされたものではなく、
「そのひと」に会えた嬉しさ、みたいなもの。

なんでしょうね。
言葉にするのはとても難しいのですが、ひと、や、いきていること、………なんかに、
焦点が合ってきたのかもしれません。

私が30歳の頃、
ジャズピアニストの佐山雅弘さんにお世話になった時期があるのですが、
その中の「砂漠の幸せ(旧・砂漠への幸せ)」を、今回どうしてもやりたくなって、
笹子さんに無理を言ってねじこみました。
佐山さんが音楽のお星様になったこと、
そして「砂漠の幸せ」ので言いたかったこと(かなり歌詞を練り直しました)、
どちらも、結局は、「焦点」の話とつながってるみたい。

笹子さんには、今年も沢山のライブでご一緒して頂きました。
何より、笹子さんと一緒にアルバムを創れたことはこの上ない幸せでした。
そのおかげで、歌とギターのからまり具合がぐっと深まったし、
また連日でライブをやることで、より近くなれることが良くわかりました。
私が歌詞がとんで、ちょっとたちどまっても、寸分のずれもなく一緒にとまってくれるし(笑)。
これも、ひと、と、ひと。
同じ歌でも、一度として同じからまり具合はないのです。

それどころか。
終演後、holoholoさんが流してくれていた「猫の真珠」の中の「夢のほとり」を聞きながら、
笹子さんは言ってました「今なら、もっと豊かな表現ができてる」。
そう、時間が経てば経つほど、熟成してゆくのです!
戌年は終わってしまうけれど、戌年デュオ、ますます豊かになってゆくぞ〜!
ついでに、お財布も豊かになりた〜い!

みなさま、来年も是非ライブに足をお運び下さいネ。
(この日、来られた方で、来年の山口でのライブに絶対行くぞ!
というかたもいらっしゃいました!)
holoholoの、ヤマモトますたぁ様、すいーつ番長様、ありがとうございました!
笹子さんも、いっぱいいっぱいありがとうございました。

【セットリスト】
前半:月光/さっちゃん/夢のほとり/かぼちゃのスープ/小石を拾って
  /砂漠の幸せ/fly me to the moon/Misty
後半:皮膚/お酒カバーメドレー/どぶ猫ブルース/造花/モンブラン
  /近くへ遠くへ/ランプのつぶやき
Ec:幸せの汽笛/また逢いましょう