横浜市立瀬谷さくら小学校 10歳!おめでとう!

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「私の通った小学校と近くの小学校がひとつになって、新しい小学校ができる」。そう知った当時は少し寂しい想いがありましたが、その新しい小学校の校歌を作る話を頂いた時は「よし!やるぞ!」という前向きな気持ちでいっぱいでした。少しでも良い校歌にしたくて、歌作りの師匠である久保研二さんに声をかけ、制作に励みました。そして、うまれた校歌には「大きな翼」という名前をつけました。歌詞に盛り込んだ「手と手をつなげば 大きな翼」というフレーズがひらめいた時の光景を今でも覚えています。
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あれから10年。この度、記念行事が行われるとのことで、久保さんと連れ立って、瀬谷さくら小学校に行ってきました。

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一日目である11月8日。こども達主導の10周年のお祝いの会があり、そのあと「親子道徳会」として落合さとこコンサートを開催させて頂きました。瀬谷さくら小では3回目になる私のコンサートです。おかげさまで、子供たちは「大きな翼」が大好きで、イコール、「校歌を作った落合さとこさん」のコンサートもいつもとても楽しみにしてくれています。
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にゃんこスキャットに手拍子の「猫人間のあたし」、ピアノを弾かずスプーンと歌でお届けする「スプーンの森」など、楽しい時間を過ごしつつ......今回の目玉は瀬谷さくら小のみんなに歌って欲しくて書き下ろした「こんにちは さようなら」を、その目論見通り、みんなと一緒に歌うというもの。「こんにちは さようなら」という歌詞の部分は手話もつけました。これが………練習時間が短かったと聞いているのに、子供達みんながちゃんと歌詞を覚えて、しかも心を込めて、大きな声で元気よく歌ってくれたのです。手話もまるで振り付けのように自然に。保護者の方々も一緒にやっているのがよく見えました。会場全体に「この歌も大好き〜!」という気持ちが満ちていましたし、現にコンサート前の子供達のコソコソ話でも、そうゆう会話が溢れていたようです。
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最後に、久保さんが登壇。子供たちを目の前に「決してあやしい者ではゴザイマセン」。子供達から「あやしい〜〜〜〜!」と即座に声が返ってきていました。その後、みんなで一緒に「大きな翼」も歌ったわけですが、度々訪れた瀬谷さくら小の中で、一番力のある歌声だったように感じました。その明るいエネルギーから、「私たちが作った校歌、やっぱりサイコーじゃん!」と思ったのです。
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ツーショット写真の美しいかたは、校長先生。

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二日目である11月9日は、大人向けの記念式典と祝賀会でした。前日に子供達が体育座りしていた体育館は、ホテルのような雰囲気に一変。地域と一体になっている瀬谷さくら小だけあって、たくさんの地域のかたがたが集まりました。
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私は祝賀会にて、この地域の風景を描いた「ニュータウン桜通り」など弾き語りをしたわけですが「大きな翼」では、それはそれは大きな拍手を頂きました。アンコールも巻き起こり(時間の都合でお応えできず残念)、ここはライブ会場か!?と思ったほど。そしてこの日もまた「この校歌、ほんといい歌だわ」と思ったのでした。作者だけではなく、教職員の方々、PTAの方々、地域の方々………会う人、あうひとが、みなさん、その気持ちを口にしてくれました。久保さんも、祝賀会でひとこと添えてくださり、ありがとうございました。
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会がおひらきになり、実家までテクテク歩いていると、途中の公園で遊んでいた瀬谷さくら小の子供達に「あ〜〜〜〜!」と指をさされ、アイドルさながら取り囲まれました。猫人間だのスプーンだの校歌だの怪しいだの(←これは久保さんに対してです)、いろんな言葉をかけられ、実家までついてくる子もいました。それだけ、みんなの心に残る校歌であり、親子道徳会だったのですよねぇ、きっと。
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次のお祝いは20周年でしょうか。この日の瀬谷さくら小のこどもたちは、どんなふうに大きくなっているのでしょうか。また、その時のさくら小には、どんなこどもたちがいるのでしょうか。20周年でも「大きな翼」を愛してくれるひとたちがたくさんいますように♪