今までの世界、新しい世界。wakayamaさんでのピアノ弾き語り。


猫髭うたたね舎のピアノを調律してから、ピアノを弾くのがやたらと楽しくなって、
いつもにも増してたくさん準備をしてきての、
1/24、wakayama弾き語りワンマンライブでした。
「楽しくなって」というのは、厳密に言うと「より自由になれる」という感じ。
「ピアノを弾く=弾き語りの時、歌への足かせになる」というイメージがかなり払拭されて、
「自然にピアノを弾き、自由に歌う」ということができてきたように思うのです。
猫髭での練習時、「心臓がむきだしな感じ」という投稿をしたのですが、
ライブもかなりそれに近い感覚で終えることができました。
セットリストは、バラエティに飛んだ内容になったかもしれませんが、
自分の中では、どれも意味があってやりたかった歌ばかり。
来てくださった方のリクエストも織り交ぜつつ、
流れが不自然でないように、組み立てました。
新曲「こんにちは さようなら」は、ちょっとしたご縁があり、
某小学校で全校生徒が歌うことを前提につくった歌。
とはいえ、自分にも嘘がなく、
当たり前に自分のライブでも歌いたいものにしたかったので、
小学校でのことが実現しなくても構わないのです。
意外なチャレンジにもトライ。
wakayamaのオーナー・アキモトさんとのツーショット写真で、
しれっとアキモトさんがレコードジャケットを手にしていますが、
そのヒトの作品、大ヒット中の映画のあの歌を、弾き語りしたのです。
しかも日本語で。
今までにない歌い方や世界に挑むことで
見えてくるものがあるに違いない!と思ったのです。
ガツンと発声する歌、そうでないと表現できない歌、も、追求してゆきたいのです。
お陰様で大きな拍手を頂きました。
そのあと、久しぶりに「筆箱」を歌いましたが、
この二曲の流れは相性抜群のようです。

他にも、感じたこと、お伝えしたいことが沢山あるのですが、
やっぱり来ていただいて、生で聞いていただくのが一番!
インフルエンザで欠席されたお客様もいた中、
今回、お集まりいただいた皆さんは、私の弾き語りをじっくり聴いたことがない、
あるいは全く初めてといった、
初心者的な方が案外多くいらっしゃいました。
そんな方々からの嬉しい感想をふたつほどご紹介します。
「耳だけではなく、体全体で音楽を感じるライブは最高です。
 特に、落合さんの歌と歌詞は、はっきりと心に届きました。
 期待以上に幅広いセットリストも感動です。」
この方は、歌モノは大好きだそうなんですが
普段は歌詞はあまり聞かない(入ってこない)というだけに、
とても嬉しかったです。
「栗のケーキの歌で浮かんだ風景が、キリギリスの歌につながって、
 実家の仏壇を拝みに帰りたくなりました。
 日常の様子が浮かんで、暖かい気持ちになりました。」
この方の他にも「モンブラン」が印象的的だったという話を結構いただきました。
このテの、家族シリーズ系の歌達について
「そろそろ卒業したらどうか?」という意見を
他の方からいただくこともあるのですが、
私にとってはやはり大事な核の部分。
まだまだ歌いたいし、創ってゆきたいと、改めて思うのでした。
と、同時に、今までになかった世界の追求もしたいし!
というか、ピアノ弾き語りライブももっとやりたいし!
相変わらず、忙しい脳内です。
【セットリスト】
前半:鼓動/小舟/(エッセイ朗読)/小石を拾って/お熱がでちゃったの?/(新曲/現在無題)/
  もんもんタイフーン/モンブラン/こんにちは さようなら(新曲)/マグカップ 
後半:ボヘミアンラプソディー(一部のみ)/筆箱/半分の唄(シャンソン)/造花/皮膚/
  砂漠の幸せ/どぶ猫ブルース/陽だまりの町(山口でうまれた歌)/月光 
Ec:キリギリス/また逢いましょう