中原中也108歳の誕生日。毎年恒例の「空の下の朗読会」

毎年恒例、中原中也記念館前庭で行われる「空の下の朗読会」の司会をしてきました。
快晴を通り越して、暑いのなんの。
回数を重ねるごとに、参加者は増加傾向。
それぞれ思考を凝らす方も多くなり、この日はなかなかな長丁場となりました。
参加されたご年配の方々は大変だったかと思いますが、
小学生の子供たちは、変わらず、今年も元気な朗読を聞かせてくれました。
そう、私は、子供たちの朗読が毎年とても楽しみなのです。
既存の作品を読む子もいるのですが、自作の詩を披露してくれる子もいる。
私達が、何気なく見過ごしてしまいそうな小さな心の動きを、
自分の言葉で綴って、それを聞かせてくれるのです。
なんて贅沢なんだろう!
「詩を書く」ということが、
中学生になっても、高校生になっても、大人になっても、
この子たちのそばにありますように…切に願うのでした。
ちなみに、特に心に残っているのは「虹色の影」というタイトルだったかしら。
当たり前に私達にひっついてくる黒い影ですが、
小さな作者にとっては、決して、それだけでは終わらないのです。

写真は、朗読会の一番最後に出演された「如月の会」のみなさん。
舞踊や歌だってあるのです。
この後に、男女ユニット「サンタラ」さんの、心地良い音楽と歌の時間。
暑さを忘れるひとときとなりました。