1/29 南青山マンダラ・ライブ、終了。

【セットリスト】どぶ猫ブルース / 父の鼻歌 / キリギリス / さっちゃん / 煙突 / 鼓動 / 夜の物語 / シャッターの閉まった商店街で
歌を始めて随分と長くなりました。
南青山マンダラさんで、朗読やコーラスや、一曲だけなどで、ステージに立ったことは今まで何度かあったのですが、対バンありとはいえ、落合さとこの世界としてステージを務めるのは実は初めての夜。ピアノさんはとても弾きやすく、私と仲良くしてくれました。
この日の私のテーマは「少し客観的に歌を楽しむ」。「さっちゃん」などは、のめりこみすぎないように、一歩引いて、リズムを楽しんでみました。
久しぶりに歌った「煙突」は、6年くらい前にできた歌ですが、まるで3.11以降にできた歌のように今は感じます。あの歌がうまれた時は、今よりずっと穏やかな日々でした。
「夜の物語」は、なんとなく自分で封印していたのですが、久しぶりに蓋を開けたら、いい感じに熟成していました。歌い手、演者の感覚って面白い。しばらく時間を置くことも大事なのですね。
一番印象的だったのは、他のアーティストさんを見に来た、若いサラリーマン君が、えらく落合さとこを気に入ってくれて、CDを全種類買ってくれたこと。
「全部買いたいんだけど、今日は手持ちが足りなくて…今日はこの2枚を…」と彼。すると隣にいた友達が「俺、貸してやるよ」「え!?マジで!?じゃあ全部買います!!!うわ、めちゃ嬉しい!」と。
ライブにくれば、チャージ代に加え飲食代がかかったりして、CDを買うのは、お財布に余裕がないと、かなり難易度が高くなります。
それなのに全部買いたいと思ってくれた彼に感謝!というか、まず、それだけ心が動く出来事って自分だったら、まず嬉しい。そして、その出来事のきっかけが、私であるのだから、有り難いというか何と言うか、彼の心が豊かになるお役に立てたのなら嬉しい限り。
おうちでCD、聞いてくれたかな。どうだったかな。
写真はちゃんとしたのを思いきりとり忘れましたので、当日のCD売場を。売れた後で、なんだか荒れてます。