お米と歌と

私が山口で毎日食べている、棚田の美味しいお米「九郎米(くろうまい)」。
首都圏の皆さんにも食べてもらいたい、とひらめき、
11/18のライブのメニューに入れてもらったわけですが、
このお米を作っている農家さんとのやりとりで、うまれた歌があります。
もちろん、この日も歌います。
お米と歌と、味わって欲しいと思っています。

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「お米と歌と」

わしらは米をつくる
元気な土と せせらぐ綺麗な水と
おてんとさまの機嫌に 苦笑いをしながら
手塩にかけて 米をつくる
棚田に色づく稲穂 風と遊んで
ひとつぶ ひとつぶ 美味しく育て
真剣勝負でつくったものは 誰かのお腹にまっすぐ響く
本気をこめてつくったのなら 誰かの心をまあるく満たす

わたしは歌をつくる
重ねた歳に 染み出す嘘やぬくもり
伝えるべきは何かと 自分に問いながら
手塩にかけて 歌をつくる
昨日と今日と明日の 風に吹かれて
ひとこと ひとこと 歌声にのせる
真剣勝負でつくったものは 誰かのお腹にまっすぐ響く
本気をこめてつくったのなら 誰かの心をまあるく満たす
稲穂は音符のように 風に揺られて
やさしく つよく 歌を歌うよ

どんな世界も根っこは同じ わたしもわしらも根っこは同じ
真剣勝負でつくったものが どこかの誰かの笑顔になると信じて