山口大学教育学部付属特別支援学校の卒業式に出席しました

今年も特別支援学校の卒業式に行って来ました。一昨年、昨年は、ピアノ演奏と歌で参加していたのですが、今年はありがたくも「来賓」としてお招き頂いたので、じっくりと式を味わうことができました。
実は、現在「山口でうまれた歌」で放送中の「卒業」は、この特別支援学校の子供達とのふれあいから生まれた歌で、今では、特別支援学校の卒業式で毎年歌われるのです。今年は、ピアノを弾かなくてよかったこともあり、生徒さん、保護者のみなさん、先生がたの歌声が、特にダイレクトに心に響いて、じんわりと涙があふれてしまいました。
それだけで心が十分満たされたのですが、更に嬉しい出来事が待っていました。
式が終わってから副校長先生が「落合さんの大ファンの生徒がいるので連れてきてもいいですか?」と声をかけて下さいました。「勿論です!」と答えて待っていると、担当らしき先生に連れられて小学3年生くらいの男の子、ともくんが現れました。
「この子は、昨年まで声が出なかったでのす、だけど、落合さんのこのCD(「山口でうまれた歌」のCDでした)が大好きで、今では、歌詞を全部覚えて、全部歌えるんです!!」
歌の力とは、どれだけ凄い力を持っているのでしょう!!!!
ちょっぴりですが、その場で、去年まで声が出なかった、ともくんと、歌詞カードも何も見ないで、二人一緒に歌いました。ともくんは、そのCDをきっかけにピアノも習い始めて一生懸命練習しているそうです。彼の中で確実に何かが目覚めたのです。
ともくんの人生の中での、大事なきっかけになれたことを、私は少し誇らしく思いました。そして、子供達の心を動かす素晴らしい歌をうみだしてくれた、山口でうまれた歌の作家、久保研二さんに、感謝のウィンクを送りました。