マレーシアの映画監督、シャーロット・リムさんに会う

シャーロット・リムさんは、私の歌「のうみそ」を映画「my daughter」(マレーシア 2009)のエンディングに起用してくれた、若手女性監督。東京フィルメックス映画祭の絡みで来日中ということで、初めてお会いすることができました。
小柄でキュートなシャーロットさんから、ステキなクロスと友人が作ったという手作りのマグカップを頂きました。割れ物で、しかもかさばるのに、海を越えてわざわざ持ってきてくれた、その心遣いに、じーんとしました。私からはお勧めの日本のカメラマンの写真集などをプレゼント。
彼女は英語と中国語が話せますが、私は日本語オンリー。英語の単語を無理やりつなげながら、はたまた、信頼おける人に通訳をお願いしながら、はたまた筆談やジェスチャーを交えながら、和やかな夕食となりました。「サトコはマンガみたい」と言って笑っていましたが、そんなに動きや表情がおかしかったのかしらん。
「my daughter」は、台詞は中国語、字幕は英語、エンディングの歌は日本語。そこだけ語ると不思議な映画かもしれません。でもお互い「映画の本編もエンディングの歌も空気感が全く同じだ。違和感がなかった。」ということが再確認できました。二人とも、お互いの言葉がわからないからこそ、感じられる大事なポイントなのだと思います。
これから先、また何かの形でご一緒できることがあるかもしれませんが、何より、こうしてお会いできて、コミュニケーションが図れたことが私にとっては大きな収穫でした。人と人とのつながり、これから先が楽しみです。