ギャラリーポォにて、宝塚の皆さんとのひととき。


関西二日目は宝塚のギャラリーポォでのワンマンコンサート。
ありがたいことに、会場は満員御礼でした。
これは、企画をして下さった宝塚まち遊び委員会の皆さんのおかげです。
このご時勢、お金を払って音楽を聞きに行く人は、決して多くはありません。
ましてや、自分がよく知らない人なら、尚のこと。
そこでポイントになってくるのが、主催者がいかに熱意を持って皆さんに声をかけてくれるか。
単にチラシをまくとか、フリーペーパーに告知を載せるだけではなく
「今回の音楽は、これこれ、これだけ素晴らしいから、とにかく来てー!」
という想いが大事になってくるわけです。
最近は、私自身が企画制作に加わる事が多いので、歌う以外に気をもむことが多いのですが、
今回は、御陰さまで、歌うことのみに集中することができました。
本来、当たり前のことなのですが、とてもありがたいことでした。
自分達の街を愛する宝塚の皆さんに聞いてもらった歌たちは、
あえて、他の土地の歌「山口でうまれた歌」。
作家の久保研二氏のトークも少し交えての前半。
場所は違っても、その土地土地を大切に想う気持ちは伝わったのではないでしょうか。
そして、後半は、等身大の私をたくさんつめこんだオリジナルをセレクト。
宝塚という街と私の育った横浜は、少し似ているのかもしれません。
特に「ニュータウン桜通り」では気持ちが会場に溶け込む様な気がしました。

ある方が、感想を寄せてくれました。
とても素敵な文章だったので、ちょっぴり掲載させて下さいね。

「落合さんの発する等身大の言葉は 輝いて光りを放っています。
 女の子を感じたり女の人を感じたり人間である性を感じたり…。
 透き通ったキレイな水がサラサラと喉を通り抜けて行くように
 とても自然に当たり前に落合さんの歌は人の中に入ってくる。
 落合さんは静かに燃えてる。
 ちゃんとしっかり居るべきところで燃えている方だと思います。」
私などより、ずっとお客様の方が詩人だったりするのです!
こんな風に私のことを表現してくれるのだもの、ありがとうございます。


ギャラリーポォさんで歌ったのは実は、かれこれ10年ぶり。
それなのに、とても暖かく迎えてくれたオーナーの大塚さん。
この日にあわせて創作して下さった大塚さんの作品にかこまれて、歌わせて頂きました。
暑い最中の、ほっとするようなひととき、になったでしょうか。
このコンサートに関わって下さった全てのみなさん、ありがとうございました!

【セットリスト】
前半《山口でうまれ歌》:みかんの頃/旅行カバン/山口線唱歌/ガタンゴトン
/夜のおまわりさん/月光/この国よ/卒業/大きな翼(横浜市立瀬谷さくら小学校校歌)
後半《落合さとこオリジナル》:さっちゃん/ニュータウン桜通り/どぶ猫ブルース
/大人のせんたく/お米と歌/父の鼻歌/キリギリス/幸せの汽笛 En.サイボウの不思議