落合さとこ×笹子重治「ササゴとサトコ」vol.2、凝縮の時間。

2回目になる笹子さんとのデュオは、私の地元、
相鉄線鶴ヶ峰駅そば、自家焙煎珈琲店「陽のあたる道」さんにて。
お陰さまで、同窓生達やら、地元でお世話になっている方やら、お店の常連さんやら…で、
こぶりのお店はお客様でパンパン。
目の前のお客様にぶつからないように………というくらいの、満員ぶりでした。
笹子さんは、カウンターの角に位置づき、カウンターや壁にもたれながらも演奏できちゃうくらいの、
リラックスした「俺の部屋」状態。

オーナーの犬飼さんから
「みなさん、店内、暑くないですか?熱中症には気をつけてください、
 気分がおかしくなったら、すぐにおっしゃってください」
なんてユーモアを交えたお話の後に、ライブはスタート。
先日のリハでも感じたのですが、前回よりも格段に、
笹子さんが私の作品をちゃんと体内に取り込んでくれているので、
よりスムーズで、より進化した歌になったのではないかしら。
1回目に来てくださったお客様も、やはり「進化してる!」と口にしていました。
(といっても、何かすごく難しいことや目新しいことをやってるわけではないのですが)
ピアノ弾き語りと、笹子さんとのデュオでは、実は、自分の心持ちが全く違うのですが、
もっともっと笹子さんと息を合わせて、こなれてこなれて、どっちがどっちだかわからなくなるくらい(?)に
なりたいなぁという欲が出てきました。
これからの変化を、どんどん楽しみたい、というか。
また、歌が、自分にとってどうゆうものなのか、改めてもっと考えたいとも思いました。
今回は、マイクを使わない「素(す)」の、声、ギターの音色、でのライブでした。
完全アコースティックは本当に久しぶりだし
笹子さんとのデュオについては、初めてだったので、
大丈夫かな…声やギターが小さくないかな…とちょっぴり不安な気持ちもあったのですが、
あの空間に、私の歌と笹子さんのギターだったら、機械は不要でした。
歌声が、ギターの音色が、空気を振動させて広がるのを、お客様も味わってくれたようです。
ささやくような歌は一つひとつ言葉をおいて、アップテンポな歌は伸びやかに、
……みなさんにちゃんと届いたみたい。
「立ち止まって振り返る、
 深く考える 
 染み入って涙が出る 
 そして浄化と充電
 そんなライブでした」
お客様の言葉です。
新しくレパートリー入りした歌は、笹子さんとのデュオならではの仕上がりで、
これからが本当楽しみです。

【セットリスト】
前半:桃色恋唄/鼓動/ひだまり/生きる/夜の物語/小石を拾って/近くへ遠くへ/月光
後半:ドリフのズンドコ節/揺れるおじさん/父の鼻歌/魔法のふりかけ/キリギリス/お米と歌と/どぶ猫ブルース
アンコール:大人のせんたく/幸せの汽笛
というこで、このデュオ、こぶりな場所なら音響がなくてもイケル!ピアノ不要!
=聞いてくれる人がいれば、どこでもできる!ということが判明したので、
活動の場所をどんどん広げていきたいと思っています。
普段、音楽をやってない場所でも全くかまいません。
ちょっとしたお店さん、誰かのお宅、何かの集い………夢はふくらみます。
どうぞ、気になる方は、お気軽にご連絡くださいね!
ほんとにね!

最後の写真は「陽のあたる道」の犬飼さんご夫婦と。
ご主人とは、世代はちょっと離れていますが、私の高校の先輩にあたります。
そんなご縁もあって、約20年前から、私の歌を見守ってくれている方なのです。
きてくださった皆さん、犬飼さんと奥様、そして、笹子さん!本当にありがとうございました。