夏の読書に是非。「大人の童話 暖炉の真ん中」

私の師匠であり、「山口でうまれた歌」の作家でもある、久保研二氏が、この度、文芸社より本を出版しました!
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「大人の童話 暖炉の真ん中」久保研二著 ¥1.050.-
文学的にも注目されている平成新作愛唱歌『山口でうまれた歌』の作家が、研ぎ澄まされた感性と、とろけるような眼差しで、昨今の童話界に単身で斬り込んだ。この国が忘れてしまった情緒と匂いが鮮やかによみがえる。
愛と涙の書き下ろし、珠玉の9編(+おまけ1編)を収載:雀の傘/狸の恩返し/猿の知恵/名月秘話/ピアノと暖炉/暖炉とピアノ/木の葉と風っ子/目くそと耳くそ/平成閻魔伝…。
お求めは全国の書店、及び、下記文芸社のサイトからAmazon等の通販をご利用下さい(※書店にて在庫がない場合は、お気軽にご注文下さい)
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-10510-9.jsp
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何の違和感もなく、雀やタヌキ、暖炉やピアノがお喋りします。子供の頃に体験した「おはなし」の懐かしく不思議な世界観に浸ったまま、どんどん物語に溶け込んでいきます。童話のような言葉遣いですが、繊細で微妙なニュアンスは、やはり、大人でないとなかなか理解できないと思います。それが、サブタイトル「大人の童話」の所以でしょう。
今の童話が失ったテーマである、生きてゆくことの厳しさや残酷さ。そして、時には、心をコチョコチョ〜っとくすぐってもくれる、この一冊。暑い季節ではありますが、タイトルに負けず、是非ご愛読下さい。暖炉も夏はお休み中、きっと真ん中は涼やかなはずですから。