宝塚市立宝塚中学校 芸術鑑賞会


10/10。
宝塚市宝塚中学校の芸術鑑賞会でピアノの弾き語りをしてきました。
プロジェクト「山口でうまれた歌」で一緒に活動をしている久保研二センセ(尼崎出身)の、
大人の社会についてのぶっちゃけなお話を交えつつ、
彼のプロデュースによるミニコンサート。
久保センセ曰く
「自分が子供の時に、子供扱いされたのが嫌だったので、今日は、一切手抜きをしない」。
いろいろなジャンルの「歌」を聞いてもらいたいということもあり、
童謡唱歌中原中也関連の歌、山口でうまれた歌シリーズ、美しい日本語ジャズ……
そして、シンガーソングライターの歌ということで
私のオリジナルをお届けしたわけですが、
久保センセが選んだのは「キリギリス」と「造花」という重めの歌。
特に「キリギリス」は、中学生に対してはかなりシブい………。
歌う前に
「私は、皆さんのお母さんと同じ歳くらい、いや、もっと上かな。
 その私の正直な気持ちを書いたのですが、とっても暗い歌です。
 皆さんが、これを聞いてどんな風に感じるのか、興味があります」
と話してから歌いましたが、
案外、ちゃぁんと聞いてくれていたように感じました。
子供でも大人でもない、なんとも表現しがたい「中学生」。
久保センセの話にもありましたし、私の歌にもそれが出ていたと思いますが、
まずは好きなことを見つけて欲しい、
そしてそれを追及していって欲しい、と、切に思います。
それがお金に繋がるか繋がらないかはわかりませんけど!
そうなんです、追及し続けることはそれなりの「覚悟」が要るのです。
なんて話をしながら、そうそう!そうなんだよね!と、
自分の立ち位置を、改めて確認する日にもなりました。

終演後に心からの笑顔で挨拶をしてくれた女の子たち、
また、将来の悩みを聞かせてくれた男の子………
他にもたくさんたくさんありがとうございました。
この日のご縁を繋いでくれたのは、
元アメフトの選手・現審判・解説者の濱田篤則さん。
濱田さんは、実は中学校の先生もされているんです。
なかなか面白い人でして、前日の打ち合わせからなぜか給食の話ばっかり!
確かにとても美味しかったです。

ちなみに、本番前の給食タイムでは、私は赤い衣装を着ているのですが、
その直後に会場の後ろが赤い幕であることに気づき、慌てて私服に着替え直しました。
そのままだと、まるで保護色……あぶなかった。