深川音楽祭vol.21。再会とご褒美。

ご縁がつながってお邪魔した会。
チャーリー高橋さん、岡野勇仁さん、小日山拓也さんでの、
高橋さんのオリジナルや沖縄民謡、演歌、端唄、アジア民謡などの演奏、
そこに参加した、歌姫、あがささん、新美桂子さん。
私は、いつも通り、オリジナルを弾き語りで。
高橋さんとは17年くらい前、野村誠さん(作曲家・鍵盤ハーモニカ)と
3人でユニットを組んでいた時代がありました。
もうすぐ還暦を迎えるそうで、時の流れに驚くばかり。
小唄端唄、歌謡曲、高橋さん独特のオリジナル…
あの頃、彼の音楽はすで練り上がっていたようで、今もその世界は健在でした。
私はあれから、シンガーソングライターとしてそれなりに壁にぶち当たり、
音楽から離れる時期もあったりで、
その間、全く高橋さんと会っていませんでした。
そして、久しぶりの再会。
私の歌を聞いてくれた高橋さん。
彼のブログでは、私のことを次のように書いてくれていました。
「その人懐こく暖かなvoはそのままで、
 そこに年月の深み・味わいを増していて感慨深かった。
 偉いものだナ」。
打ち上げでも、このことをしきりに言ってくれていました。
「よく、ここまで来ましたね」と。
ヨク、ココマデキマシタネ。
その言葉が、すべてを含んでいるように思えました。
音楽を長くやるのはいいものですね。
そしてまた高橋さんの歌を歌いたくなりました。
彼の創る歌、世界は、普遍的なことを言っているのだけれども、
ハッピー満載ではなく、どこか悲しくて破滅的な影がある。
あの頃には表現しきれなかった部分が、今ならもう少し歌えるかもしれません。
最近は、若者でも、高橋さんの歌を歌いたいという人がグンと増えているとか。
それは嬉しくもあるのですが……
悲しく破滅的な世界が、17年前よりも現実になっているからなのですよね…。
【落合セットリスト】
かりとらなくちゃ/さっちゃん(スローバージョン)/父の鼻歌/お米と歌と
旅芸人の記録(高橋さんのカバー)/筆箱/どぶ猫ブルース/大人のおやすみ数え唄

(写真はfacebookから頂戴いたしました)