花と食のマルシェ・森の歌姫なるか?

10/14、15は、滋賀県米原市で行われている「花と食のマルシェ」の「森の音楽会」に出演しました。
普段は、屋根付きの大きな運動場だという建物の、
壁ぞいに、植木屋さんや飲食店がずらり。
そして、噂には聞いていましたが、中央部に大きな森が出現していました。
その森のステージで、一日、2回〜3回、いろいろと内容を変えながら、歌ってきたのです。
「好きにやってくださーい」という言葉にすっかり甘えて、
切り株に座り、カリンバの弾き語り、
場所を変えて、エレピの弾き語り、
そしてその隣では、トイピアノの弾き語り。
贅沢に3セットも弾き語りの音響を組んで頂きました。
まるで何人もメンバーがいるかのよう…。

このイベントでは、最近の私のオリジナルはほとんどやらずで、
●森や緑の雰囲気にあうもの
トイピアノが生かせるもの
●小さなお子さんも楽しめるもの、
などをテーマに選曲しました。
曲目をずらっと上げてみると…
小さい秋/ゆりかごのうた/大人のせんたく/星の子守唄/りんご・リンゴ・林檎
/ケーキ屋さんの歌/かりとらなくちゃ/トゥワイヤ・トゥワイ/FancyBallon/白いばく
/心に良くきく薬/おもいでの丘/ブレス/かぼちゃのスープ/スプーンの森
といった具合。
20代前半にやっていたユニット「イニッシュモア」からも、久しぶりにいろいろと歌いましたが、
大切な相棒であった良原リエさんのうみだすメロディラインの美しさを、
今更ながらしみじみ感じました。
また、その世界観が私の声質にとてもよく合っていたことにも…。
気づきまでに、随分と時間がかかってしまったけれど、
これからの私の歌作りの、大事なヒントになりそうです。
面白かったのは、今回の為に用意した新曲(とまでは言えないけれども)「スプーンの森」。
長い私の歴史をご存知の方は、私がスプーンを二本片手に持って、
スプーンパーカッションをしながら歌うことはご存知かと思いますが、
今回はスプーンを4種類用意して、歌いながら次々スプーンを持ち替えてスプーンパーカッションをする、
ということをやりました。
『明日の森から聞こえてくる 不思議な歌が聞こえてくる
 タ〜リラリッタ タイララライライ…♪』
とスプーンを叩きながら歌い出すと、
子供は体が不思議に動き出して、勝手に踊り出します。
その姿は、さながら「ハンメルンの笛吹き」…。
歌のタイトルが、近々、変わるかもしれません。
そして、大人はスプーンを見て、目が点になる。
客席後方でラーメンを食べていたおじさん。
箸で麺を持ち上げた瞬間に、私の歌う姿を見て、
そのままフリーズ。
笑いをこらえて、普通の顔で歌う私、どれだけ辛かった事か。

「花と食のマルシェ」は11/20まで開催中。
須藤かよさん、真依子さんが、
引き続き、日替わりで素敵なステージを届けてくれています。