12月13日。日本キリスト教団 防府教会。「ご縁、とはそもそも仏教用語ですが、まさにご縁がつながりまして、この度、落合さとこさんに、クリスマスコンサートをして頂くことになりました」と、最初に浦上牧師が紹介して下さり、「♪ホワイトクリスマス」からコンサートがスタート。
.
アクリル板を間に置いてのコンサート風景は今年ならでは。お越し頂いた皆さんと距離があるとはいえ、念には念を入れて。この目の前の仕切りの存在などないように、歌よ！広がれ〜〜！伝われ〜〜！と思いながら弾き語りした１時間。
.
讃美歌メドレーや、童謡唱歌、日本語JAZZ、そして「山口でうまれた歌」からも数曲歌いました。「化け猫哀歌」は、もともと歌うつもりではなかったのですが、よくよく考えれば、防府教会さんは山口ケーブルの放送エリア内ですし、今月放送中の歌なので、急遽セットリストに。教会で化け猫、シュール！
.
心のメインは意外なカバー曲。一ヶ月前に訪れた礼拝でのお話が、新約聖書の「五つのパンと二匹の魚」だったのですが、そこからインスピレーションを受けて選びました。うふふ。何を歌ったのかは、お越し頂いた人だけが知っている秘密です。来られなかったみなさんは、何を歌ったのか是非想像して下さいね。
.
お集まり頂いたみなさんは、普段は讃美歌など歌うようなかたたちだから、歌がお好きなハズ。なので、一緒に声を出して歌えたらとても楽しかったのですが、今回はみんな我慢。「そもそも、この時期に、コンサートなんかに来て、楽しんでいいのかな？」と、心のブレーキがかかっているような感じがしました。
.
それでも、時間がたつに連れて、空気全体が少しずつ少しずつ、ほぐれて、あったまっていったんですね。最後、想定外にアンコールが起こりましたから（本当にアンコールが来るとは思っていなかったんです）。なので、当初は予定していたけれども、場違いかな？と思って、セットリストから外していた「日本酒のCMソングメドレー」を歌ったわけですが、これが、あ〜た、手拍子と共に更にみなさんの心がほっかほかに………。歌の力を改めて感じました。
.
というわけで、2020年も無事に歌い納めることができました。関わって下さったすべての皆様、ありがとうございました！以上、樅の木サトコがお伝えしました。
.
（写真：牧 徹）
